国民年金を増額するためには、対策があります。その対策とは「追納」なのですが、追納とはどのような方法なのでしょうか。追納とは、過去の「保険料免除」期間について、保険料を納めることです。つまり「保険料納付済期間」にするということになります。この追納とは、保険料を免除されている期間については可能です。
しかし、滞納期間については、「追納」することができません。ただし2年前までの滞納期間については納付することができます。もちろん滞納期間部分を納付することによって納付済期間となります。直近で2年間に滞納期間があるような場合には、納付することによって年金額がアップされることになります。滞納期間を納付することと免除期間を追納することは、保険料を納めることと意味が同じです。
しかし、追納が遡って保険料を払い込める期間は「10年間」というように長期間であることに違いがあります。5年前の免除期間部分は、追納することができますが5年前の滞納期間部分については、もう保険料を払い込むことはできないとされています。このような場合には過去の部分を追納するのと、これから将来に向かって任意加入するのとではどちらが得になるでのしょうか。よく調査してから決めるとよいでしょう。
2004年には年金法が改正されました。そのため悪質な保険料滞納者への督促状の送付を再開しました。そして国民年金の納付率のアップが期待されていましたが、あまりうまくはいかなかったようです。また年金未納問題がクローズアップされたことから年金制度自体への関心が高まってきました。これはつまり、国民年金の財政的な見通しや徴収方法などにも関心が集まってきたということです。
そのことによって年金制度の様々な問題点が露呈されてきました。年金制度自体への信頼が揺らいでしまい国民年金の納付率は思ったようには上がっていないようです。そして2006年度の国民年金の実質納付率をみてみると、前年度と比べてみて1.1ポイント低下しており49.0%でした。納税義務者の半数以上が未納者ということになります。
今後はさらに進む少子高齢化社会ですが、年金の納付率を上げることは社会全体の目標となっています。国民年金の保険料は、決して軽い負担ではありませよね。しかし、老後の生活を想像してみたときに年金があるとないとでは大違いなのです。これはなるべく率先して納めたいところだといえるでしょう。